第3話 5Sを意識するだけでいろんなことがうまくいきます
お疲れ様です、藤田です(^^)
デイサービスセンターけいあい園が皆さんにとってよりHOTな事業所になるために、相談役として色んなお役立ち記事を書いていきますので宜しくお願いします。
ブログを始めたばかりで本当はもっとけいあい園の方向性とか“うまくいくための考え方”の部分を書きまくりたいのですが、熱苦しくなって引かれるのがオチかなと思うので、今日は明日からすぐに実践できる内容を書いていきたいと思います。
基本的なことですがとても大切ですし、これをするだけでもずいぶんと仕事がはかどり、気持ちもよくなり、みんなが満足し、利益もあがります。
それは5Sです。ご存知ですか?
『整理、整頓、清潔、清掃、しつけ』この頭文字をとって5Sといいます。
ちょっと、、、介護の仕事のヒントくれるんじゃないの?とあなどることなかれ。
簡単に説明すると
整理・・・不要なものを捨てること
整頓・・・使いやすく並べて表示すること
清潔・・・綺麗に掃除をしつつ、点検をすること
清掃・・・綺麗な状態を保つこと
しつけ・・綺麗に使うよう習慣づけること
読んでみると当たり前のことのように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、いざみんなでやってみると意外と徹底するのは難しいです。でも徹底する価値がありますよ。
こんな経験ありませんか?必要な書類や道具がすぐに見つからなかったり、人によってやりかたが違う作業があったり、優先順位がつけられずに困ることがあったり、汚い部分を見られて印象を悪くしてしまったり・・・。
例えだしたらキリがありませんが、5Sが守れていないだけで余計な労力がかかったり、きつきつの状態で仕事することになったりします。
逆に言えば、5Sが守れているだけで、休憩時間が確保できたり、介護業務がスムーズに進んだり、記録作成の時間が短縮されたり、残業が減ったり、キレイな事業所ですね〜と評価されたりします。
5Sを徹底すると『えっと、あれどこいったっけ』『時間(人)が足りない』『こんな汚いところはちょっと・・』このようなことを無くしていけます。
ちなみに私が本業である現在の法人のデイサービスに入って最初にしたことは、大量の不用品処分でした。先輩職員さんたちにきちんとコミュニケーションをとり了承を得て、古いもの、使わないもの、壊れているものをバッサバッサと捨ていきました。それから、必要なものを場所ごとにキレイに並べてどこに何があるか誰が見てもわかるようにしました。
やみくもに捨てたり自己満足的にピッチリ並べるだけだと効果はあまりなくて、ポイントについてはまた今後のブログで紹介しますが、それだけでも“探し物をする時間”、“片付けをする時間”、“迷う時間”が大きく減りました。チリも積もればエベレストくらいの時間は浮かせたと思います(笑)浮いた時間を利用者との関わりや自分たちの休憩、新しいことに取り組む時間に当てていきました。
5Sは一時的な大掃除ではなくて永遠にやり続ける作業です。そのためにはルールや習慣をつける必要があります。最初は大変ですが、私のいた事業所では5Sを続けていくうちに今まで無いに等しかった職員さんの休憩時間が確保できてきて、事業所収入も常に前年越え(どれだけそれまでが低かったかというのはさておき・・)できるようになりました。
余談ですが、以前勤めていた企業ではかなりの効果があったのですが、転職した介護事業所では私の力不足で5Sが浸透しきれず、私が抜けた後はまた散らかり始めてしまいました。誰かひとりが頑張っても一時的には効果が出ますが、やはりしっかりと仕組みを作ってそれが当たり前なんだという状態にする必要はあります。
ただ、私が直接入って色々できる立場では無いので、今の業務やサービスがもっと良くなったら良いなと思われていたら、皆さんでぜひ取り組んでみてください。
5Sについてちょっと本気でやってみたいと感じていただけたら嬉しいです。
ただでさえギリギリの仕事なのに回り道のように感じるかもしれませんが、しんどいときこそ基本の徹底で少しづつ出てくる効果を実感してください。
何から手をつけてもいいと思います。書類の置き場所でもいいし、レクリエーション道具の整理でもいい。埃がたまっているところの掃除でも、傷んでいる箇所の補修でも。
とりあえず、要らないものは思い切って捨てまくる、必要なものは使いやすく片付けやすいところにレイアウトする、掃除はどこまでのレベルを合格点にするか決める、事業所全体として習慣づける。
いきなり全部は無理です。簡単なところからさっそく実践してみるといいと思います。今度事業所をお邪魔するときを楽しみにしています。