デイサービスで幸せにはたらく。

広島市中区江波のデイサービスセンターけいあい園の相談役のブログ。参謀として、理解者として、黒子として、トップと現場の橋渡し役になりながら、素敵な職場・介護事業所にするお手伝いをしています。ブログを書くのもそのひとつ。記事によってはけいあい園以外の方、介護業界以外の方にもお役に立てると思います。組織運営でお悩みの方、現場で悩みながら働かれている方のきっかけになれば幸いです。

第2話 『みんながお互いの幸せに貢献する』とは?

お疲れ様です、けいあい園相談役の藤田です。

 

今日はどんな一日でしたか?いろいろあってしんどかったですか?淡々と過ぎていきましたか?それとも悩みは尽きない感じでしょうか?

一日を振り返って、ため息よりも充実感を感じられるようになるために、私もできる協力をしていきます。

 

さて、前回のブログでお伝えしたけいあい園の理念

《皆々が互いの幸せづくりに貢献する》

これについて私なりに様々考えてみました。

誰かが何かやってみたいことや悩んでいることがあって、自分が知っているモノや人、場所やアイディアがその解決のきっかけになりそうだから紹介してあげるとか。シンプルに言うと『自分にあって相手にない何かをあげる』とか『困っている人を助ける』っていうことかな?個人的な解釈ですよ。

 

皆々が互いの幸せづくりに貢献するー。スタッフさんにとっては日中の大半を過ごす職場の方向性を表した言葉です。なのでふとした時間に考えてみることをおすすめします。

 

『幸せ』っていっても人それぞれですが、経営者のかずさん的にはこんな定義でした。

・笑顔に満ち溢れている

・余暇や学びの時間が取れる

・使命感を持って情熱的に取り組める仕事がある

・欲しいものが買えるだけのお金のゆとり

 

健康第一、家庭円満、自由、美味しいものが食べられるとか、今日も生きているぞとか。スタッフだけでなく、けいあい園を利用してくれる高齢者の方々、そのご家族、ケアマネジャー、関わっている業者、地域、イベント講師さんなどいろんな人にとって幸せって様々ですよね。

 

かずさんのいう幸せの定義を職場に当てはめて考えると、例えば人間関係が良好で笑顔でいられたり、残業が減って自分の時間が増えたり、している仕事が誰かの役に立っている充実感を得たり、利益が上がって報酬が増えたり・・という感じでしょうか。

けいあい園の目的を達成することで得られるものを関わるみんなでシェアしましょう。そしてそれは、ひとりひとりの取り組みによってきちんと達成されますのでお楽しみに。

ひとそれぞれの幸せを実現するきっかけにけいあい園が活用されたら最高ですね。

 

また、かずさんは自身が生きていく上での使命を掲げていましたね。

《皆が幸せを感じる場所をつくる》

これはけいあい園のことも指しますし、けいあい園に限ったことでもありません。いわゆる第3の居場所(=サードプレイス)を持つことが幸せな暮らしに効果的だと言っていました。

サードプレイスというのは、自宅や職場とは隔離された心地の良い居場所という意味です。たとえば昔の同級生との集まり、行きつけの飲み屋や喫茶店、リラックスできる空間、習い事やサークル、趣味仲間など。暮らしに彩りを与えてくれますよ。

かずさんはけいあい園が誰かにとってのサードプレイスになり、そこで働いている皆さんには職場自体を充実感のある場所にしつつ、それぞれのサードプレイスを見つけてもらえるような働きかけがしたいと考えているのです。違ってたらごめんなさい(笑)

 

ひとそれぞれ持っている知識や特技、趣味や人脈は様々です。多い少ないは問題ありません。ないことはないです。人と全く同じということもないです。自分にとっては当たり前のことが相手にとっては目から鱗、新発見、ターニングポイントになることがあります。これらがうまく絡んで、けいあい園の取り組みを深めるだけでなく、利用者間、スタッフ間でプラスに作用していけるよう、自分だったら何ができるかなぁと考えて試していく作業をしていくといいわけです。ちょっとしたことからでいいと思いますよ。

 

でもお互いの幸せがどんなものなのか理解してなかったら“互いに貢献”なんて出来ないですよね。

“互いに貢献すること”がけいあい園の理念のミソですから、今度利用者さんでも職場の仲間でもいいので、『あなたにとっての幸せとは?』的な質問を投げてみてもいいかもしれないです。面談でも風呂場でもレクリエーションの中でもいろんなチャンスがあると思います。

 

結局お互いをよく知ることが第一歩ですね。これは何も大げさな話ではなくて、ニーズを知ってサービスを提供するという本来あるべき状態そのままです。皆さんと過ごす時間が限られる私も肝に銘じないといけません汗

 

自分にとっての幸せがなんなのかじっくり考えたこともないって場合もあるかもしれません。あらためて考えてみると、たいして思い浮かばなくて困ることもあります。壮大なものじゃなくても構わないと思います。

 

ちなみにかずさんも言ってましたが、幸せ幸せって言ってますけど別にあやしい宗教に傾倒しているとかいうわけではないのでご心配なく。 

 

とはいえ現実問題として目先の課題も多いのではと思います。理念について語る機会は今後も大切ですが、次回からは具体的にどのように行動を取っていけばいいか実際に考えてみましょう。精神論だけ語ってても相談役は務まらないでしょうからね(笑)

こつこつと課題を解決して少しずつ前に進んでいけばいいと思います。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。