第1話 けいあい園の理念
こんにちは、けいあい園相談役の藤田です(^^)
働きやすい職場作りの一環としてブログを始めました。けいあい園の原点に立ち返りたくなったり、仕事のきっかけを掴みたかったりする時に読んで役立てていただければと思います。また直接の関係者でない方も、ためになる記事があればお役立ていただきたく一般公開しています。
さて、先日ミーティングで、けいあい園の経営理念があらためて発表されました。今までかずさんが実質的に運営を担ってきたとはいえ、名実ともに経営者が代替わりしていよいよ自分の思いを自分の言葉で仲間に伝える瞬間だったわけです。
というわけで、けいあい園の理念
《皆々が互いの幸せづくりに貢献する》
個人的にはシンプルで良いなと思います。
ところで皆さんは理念というものにたいして、どんなイメージを持っていますか?
そもそも理念って何でしょうね。
理念とは行動のもとになる最も深いところにある重要な考え方です。経営者が世の中にたいして成し遂げたい目的や哲学みたいなものを皆に伝えるために言葉にしたものです。けいあい園はこういう価値観を持っていますよ、こういうスタンスで事業を進めていきますよ、という全体の根っこになる部分です。経営者だけが理念を心に持っているのではだめです。組織が存在していくうえで、みんなで常に大切にしていく考え方として理念は存在します。
『利益こそすべて』だとか『ボランティア精神がモットー』などでも、それが理念っていうならいいんじゃないかと思っています。お客さんや従業員がついてくるかは別ですが。いずれにせよ、組織でやっていくにはブレない軸が大切で、その思いに共感したお客さんや仲間が集まれば、より理想のカタチを展開しやすくなります。
実際は、経営理念のない会社もごまんとあります。なくても経営はできます。しかし理念をないがしろにしてしまうと、いざというときに方向性を失って道に迷うばかりか、ブレにブレたあげくいろんなところから不安や不満が溜まって事業が円滑に進まなくなります。逆に、理念をしっかり共有していると、進むべき道がわかりやすくなりポジティブな一体感を生むことができます。同じ方向を向ける仲間が集まります。
それを踏まえてもう一度。
《皆々が互いの幸せづくりに貢献する》
利用者の幸せだけでなくスタッフはじめけいあい園に関わる全員の、それぞれに描く幸せは違うと思いますが、ご縁があってつながった私たちの持っているものを互いに出し合い、けいあい園に関われてよかったと思える状況が実現するとしたら、気分がいいですよね。日々ゴキゲンに過ごしたいものです。
それにもっともっと大きなスケールでも理念をとらえることができます。その辺の話は追々していきたいと思います。
ちなみに、理念だけあれば即行動がともなって飯が食っていけるほど甘い話でないのも確かです。理念をもとに、事業をどう展開していくか、日々のサービスをどのように提供していくかは、けいあい園に関わる全員の課題なのです。当たり前ですが経営者がひとりで考えることではありません。だからこそ、理念をみんなが理解して共有できるよう企業の経営者や社員さんは努力しているんです。
もう少し具体的に考えられるように、経営者のかずさんなりに幸せを定義されていたので振り返ってみましょう。幸せとは・・
一.笑顔に満ち溢れている
一.余暇や学びの時間が取れる
一.使命感を持って情熱的に取り組める仕事がある
一.欲しいものが買えるだけのお金のゆとり
先ほどまでより少し詳しいイメージがつかめましたか?利用者さんのニーズにかなうサービス提供、給料やシフトをはじめとした勤務の体制、様々なコミュニケーションをとおしたシゴト自体の前向きな見直しを重ねて、『けいあい園で良かった』を実現していきましょう。
あまり説教臭いブログにはしたくないですが、どーしてもカタくて長い文章になっちゃいますね・・汗
ブログを続けながら、もっと読みやすくて、やる気が出て、行動に移しやすいきっかけ満載の内容に進化させていきますのでよろしくお願いします。
というわけで、ここからはおまけですが、私たちにとって切り離すことのできない根っこの中の根っこ、介護保険制度を作っている国の理念を載せておきますね。
介護保険法の理念はこうです。
『加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について、これらの者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、必要な保険医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、その行う保険給付等に関して必要な事項を定め、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする』
さらに厚生労働省が掲げているデイサービスの役割はこんな感じです。
『介護が必要となった場合でも、可能なかぎり居宅で自立した生活を送れるように、必要な日常生活上の世話や機能訓練をとおして①社会的孤立感の解消②心身の機能の維持③利用者家族の身体的/精神的負担の軽減 を図るものでないといけない』
いかがでしょうか。自立支援という言葉ならよく聞かれますかね。国の文章表現は堅苦しいですが、要はヨボヨボになっても『自分らしくありつづけること』をサポートするのが我々の仕事です。
人の人生の終盤において、すごく大切な部分を担っているのが介護業界です。本当にありがたい存在なんです。そんな場所で働く人たちにこそ、幸せになってもらわないといけません。
そのお手伝いができることが私にとっては嬉しいことなんです。けいあい園の理念にも通じます。
今日も書きすぎました(苦笑)
時間を割いて読んでいただきありがとうございます。また次回。